クレモリス菌FC株は、カスピ海ヨーグルトをつくる乳酸菌として利用されています。
牛乳の乳糖からネバネバした多糖を作るのが大きな役目で、これらにたくさんの健康効果が認められています。
【クレモリスFC株の特徴】
- 血糖値の急激な上昇を抑える ⇒ 肥満や糖尿病の予防になる
- 免疫活性作用があり、インフルエンザ対策になる
- 生きたまま腸に届く乳酸菌なため、整腸作用がより高い
- ストレスによる肌機能の低下を抑制する
- アトピー性皮膚炎の症状を抑制する
クレモリス菌FC株は「体脂肪がたまりやすい」「肥満」の場合に効果的
クレモリス菌FC株には、血糖値の上昇を抑える働きがあるため、体脂肪がたまりやすい人や、肥満気味の人に効果的です。
具体的な作用についてまとめたので、まずは下記を見てみましょう。
【メカニズム】
- 血糖値が急上昇する
- 血糖値を下げるために膵臓からインスリンが大量分泌される
- インスリンの大量分泌が繰り返されると、膵臓が疲れてしまう
- インスリンの分泌能力がどんどん低下していく
- 糖を分解する能力が下がり、「糖尿病」や「肥満」へとつながる
このように、血糖値の急上昇が繰り返されると、糖尿病になったり、体脂肪がつきやすい肥満体質になってしまいます。
この血糖値の急上昇をクレモリス菌FC株が抑えてくれるので、肥満予防にも、すでに肥満になってしまったカラダにも効果が期待できます。
「免疫活性作用」もあるため、インフルエンザ対策に有効
クレモリス菌FC株を使った実験では、免疫力をつかさどる「マクロファージ(NK細胞)」を活性化させることが分かっています。
マウスを使った実験にはインフルエンザウイルスが使われましたが、腸内の免疫細胞の働きが強くなるため、ほかの感染症対策にも効果的ですね。
カスピ海ヨーグルトに使われている菌は、「GCL1176株・FC株」という2つの種類が多くなっています。
その中でも、FC株は「生きて腸まで届く」ため、免疫力の観点で言えばFC株を使ったヨーグルトを摂取することほうがオススメです。